2007-04-11 第166回国会 衆議院 外務委員会 第6号
しかも、日本側が中日共同声明の原則に照らしてこの問題を適切に処理することを希望するというふうに語っているんですが、この中国側の認識というのは、外務省としてどういうふうに受けとめておられるんですか。
しかも、日本側が中日共同声明の原則に照らしてこの問題を適切に処理することを希望するというふうに語っているんですが、この中国側の認識というのは、外務省としてどういうふうに受けとめておられるんですか。
それは「中国政府は戦争賠償問題に関する立場が一貫して明確であり、それは即ち「中日共同声明」で表明した対日戦争賠償要求の放棄を堅持し、「中日平和友好条約」で承諾した国際条約上の義務を引き続き履行します。」というふうに御指摘の中国大使館のホームページに記載がございました。
これは四日の定例記者会見で、民間団体や個人が日本政府に対して賠償を求めることを黙認するのか、認識するのかということに対しまして、「中国政府は中日共同声明の中で述べられている立場を堅持している。この点については如何たる変化もない。
同じ中国の問題ですが、ちょっと内容が違うんですが、この間、中国の国会ですね、人民代表大会が開かれた席で、銭其シン副首相兼外務大臣が三月七日に中国の国会で演説をされたのか答弁をされたのかわかりませんが、一九七二年の中日共同声明で中国政府は国家間の賠償請求を放棄したが、これに個人への補償は含まれていないと述べ、個人の賠償請求を放棄していないという見解を示したと、こういうふうに新聞に何組にも報道されているんです
したがって、私はそうした日中関係、二国間関係を中国側にもぜひそういう気持ちで、向こうから言えば中日関係と言うんでしょうか、が重要だと考えてくれていると思いますし、そのためにこの中日共同声明というものは遵守してほしい、大事なものとして守っていってほしいという気持ちを私は持っているわけでございます。
三点ありまして、第一点は、最近の日本の新聞報道によれば、文部省は高等学校、小学校の歴史の教科書の検定の過程で事実に反する改ざんを行なった、第二点はその例としまして、華北への侵略を「進出」、中国への侵略を「進攻」、九・一八事件を「南満州鉄道爆破事件」、南京虐殺事件を中国軍の抵抗が激しかったため多数の死者が出たと記述するよう指導した、第三点は、中国政府としては、この問題は中日共同声明、中日平和友好条約の
その第一点は、外務省当局は中国政府が申し入れている華北侵略を「進出」と改め、中国に対する全面的侵略を「全面的侵攻」と改めたことは、中日共同声明と平和友好条約の精神に離反しているとの中国政府の見解に対してどういうふうに思われますか。
だから、いまや日中関係を安定的に発展させるためには、私たち公明党も七一年の六月に中日共同声明をつくり、そして竹入、矢野両氏を中心とする数々の訪中のもとに積み上げて今日までがんばってはまいりましたけれども、今度は日本国民全部がそういった点を深く注意すると同時に、日中関係については政府は特段の配慮を持っていただきたいと思うのです。